
平成27年5月
東京都世田谷区船橋6-23-15
山形県立米沢興譲高等学校卒
明治大学卒
大原簿記学校税理士科20年勤務
税理士事務所通算8年勤務
平成27年5月
佐藤和彦税理士事務所開業
経営革新等支援機関
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創業計画書を書く際のポイントは大きく分けて以下の5つです!
どのような目的で創業するのか、どのような会社にしたいのか、どのような事業を行ないたいのか、などについて記載します。
資金調達をする場合、金融機関は、財務諸表と同じくらい、企業理念に対して共感できるかを見ています。
したがって、起業したときの想いを文章にして相手に伝わるようにすることが大切です。
・どのような商品、サービス、技術を提供するのかを具体的に、わかりやすく、事例を挙げて、紹介することが大切です。
・ターゲットとなる市場を絞り、その規模や成長性を分析したものをデータで示しましょう。
・競業他社と自社を比較し、自社の強み・弱みを分析し、どのように差別化を図り、どのような戦略でマーケットを攻略していくか、逆にどのようなリスクがあり、その対処法はどうするか、などを計画書に落とし込み論理的に説明しましょう。
競合他社よりも高付加価値であり、価格面でもメリットがある、その上で利益がしっかり確保できると、主張できれば、審査はスムーズになるでしょう。
過去の経験の内容と勤続年数について、審査担当者はとても重要視しています。
くれぐれも端的にまとめたりせず、やってきたことをしっかり記入しましょう。
例えば、イタリアンレストランを始めたい方の場合、たとえイタリアンの経営の経験がなかったとしても、イタリアンでアルバイトをしていたこと、会社員時代に顧客であるイタリアンに経営改善のアドバイスをしたこと、あるいはイタリアンだけでなく他の飲食店に関連する経験も十分なアピール材料になります。
持っているスキル、経験、業績など大いにアピールしてください。
・売上の根拠を明確に!
創業計画にとって最も大切なのは販売計画です。
目標売上を達成することができる明確な根拠を伝えることが大切です。
主な取引先や、商品品目、単価、数量、納期をしっかりと示し、もし既に得意先が決まってるなら、その契約書や発注書、得意先になって頂けそうな企業があるならその企業とのやりとりをまとめたものを裏付けの書類として添付しましょう。
目標売上の根拠を揃え、実現可能であることを強くアピールしましょう。
・目標売上を達成するための経費を明確に!
目標売上を達成するために必要な仕入や人件費、設備費、店舗改装費などを明確に示しましょう。
設備を購入したり店内を改装するのであれば、いくら必要なのかがわかる見積書が必要です。
※目標売上高や売上原価、人件費等の計算方法に関して、日本政策金融公庫より『売上高の計算方法について』という資料が用意されていますのでご参照ください。
融資担当者は、資金使途と返済財源の二つのポイントから可否を検討します。
融資はいつまでに、いくら、どうして必要なのか、使途を明確にし、毎月の利益から借入金を返済しても十分事業を継続できることを伝えることが大切です。
そのため「資金繰り表(収支計画表)」を作成されることをお勧めします。
創業計画書や資金繰り表の作成で不明点がありましたらお気軽にご相談ください。⇒お問合わせ
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